U23アジアカップ表彰式、優勝カップを大きく掲げた藤田の元にみんなが集まって喜び合う……という光景にはならず、藤田ひとりを残して残りの選手が輪になってしまう(その後、藤田はカップを他の選手に渡して全体の後ろ側に下がって行く)。これはうがった見方かもしれないが、藤田が完全にチームの王様になっていないように見える原因には人種差別的なものも多少はあるのかもしれない。あるいは、GK小久保は輪の中に入っていたので、人種差別的なものは関係なく、藤田の人間性的な何かなのかもしれない。いずれにせよ、カップを大きく掲げた選手に他の選手が押し寄せてカップに触れようとする、というおなじみの光景にならない事に、若干の違和感は感じた。
U-NEXTで「超人バロム・1」をながら見。
放映当時ぶり。主題歌(マッハロッドでブロロロロー)は歌えるし、少年ふたりが〈合体〉して変身する設定は覚えていても、本編を真剣に見た記憶はない。テレビマガジンでマンガを読んだ記憶の方が鮮明。ちらっと見て、少年ふたりが〈合体〉して変身するのがなんか気色悪いし、仮面ライダーの二番煎じだな、と思っていたような気がする。
約50年後のいま見ても、ストーリー展開や戦闘シーンの演出・カット割りは仮面ライダーの二番煎じ。唯一のオリジナリティは少年ふたりが〈合体〉して変身するという設定だが、必然性に乏しく、友情ゲージが低いと変身できないというしばりも4話まで眺めた限りでは毎回苦労している感。
エンディング曲は仮面ライダーのエンディング曲のどれかとどれかを足して2で割ったようなメロディ。作曲者は同じ(菊池俊輔)なのでパクリではない。エンディング曲の歌詞は「番長」「チビ」だが本編では普通に下の名前で呼び合っている。wikiによればこの主題歌は水木一郎が初めて歌った特撮ソング。
さいとう・たかをによる原作からデザインやストーリーは大幅に変更されている(これもwiki)。
男女合体変身がPTAで問題になったとも噂された「ウルトラマンA」と「超人バロム・1」はともに1972年4月放送開始。
※2024.05.04土
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