昨日の記憶 memories of 1980’s(1)

最近の出来事(概ね2000年以降の出来事)の記憶はあやふやでも、1980年代の事は昨日の事のように覚えているが、それは〈いまこの瞬間〉の意識の話。いまは鮮明に覚えている(気がする)あれこれも、今夜寝ている間に何かの病気が発症して、明日起きてみたら全く思い出せない可能性はゼロではない。それよりもっと悪い事(寝ている間に死んでしまう)が起きる可能性だってゼロではない。従兄弟は30代半ばで睡眠中にぽっくり逝った。生きているうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言。あの頃のもろもろもろを、覚えているうちに、できるだけ文字に残しておこう。

「人生で一番いろいろな事を初めて体験して大人になった10年間はいつ?」と訊かれれば、多くの人が「15歳頃から25歳頃の10年間」を挙げるのではないか。早熟な女性の中には「私は小学校低学年でオナニーを覚えて、高学年の頃はキスとか触りっことかして、同い年の彼氏ができるようになったら(注:皮が剥けてちゃんと勃起して挿入可能になったら)早速やっちゃったのは13歳の頃。16歳で子供ができたので高校をやめて結婚したけど、彼氏の浮気癖がなおらないので18歳で離婚しちゃった。一番いろいろ体験して大人になった10年間って言われたら、8歳頃から18歳頃かな」という人もいるかもしれないが、特に男性は「15歳頃から25歳頃の10年間」を挙げる人が多いのではないかと想像する。

1965年に生まれた僕は、1981年に高校に入学、1984年に札幌から上京、1990年にいまも続けている仕事に繋がる仕事を始め、1991年にいまも一緒にいるパートナーとつきあい始めた。91年以降は〈現在〉がずっと続いている。1980年代(15歳〜25歳)は、間違いなく、「人生で一番いろいろな事を初めて体験して大人になった10年間」と言える。その前の10年間(1970年代)も、ものごころついて、どんどん自分が確立していった10年間ではあったが、その後の10年間、大学入学と同時に上京して状況も一変した80年代の10年間には比べようもない。いろいろ晩稲だった僕は、5歳頃〜15歳頃の10年間は、そっち方面の初体験は皆無に近く、15歳から25歳というキリが良い10年にぴったり重なる1980年代は、間違いなく、僕の人生にとって特別な10年だった。

いまでもそうだが、インドア派の僕は、主に本と映画をよすがに生きていて、その体質は、1980年代にしっかりと根を生やした。いまも続く体質の根本、当時大好きだったSTAR WARS、ガンダム、筒井康隆、80年代アイドル、新日本プロレスなどに関して、思いつくままに、当時どのように熱中していたか、思い出せる限り、順不同・重複上等で書いていきたい。

せっかく書いても、このMacBook Airの中しか存在しなければ、冒頭で触れた不慮の出来事が発生すれば、誰の目にも触れずに消えて行くだけ。こんな駄文でも、誰かの何かの参考になる可能性はゼロではないので、書いたそばからブログで発表していくつもり。思いつくままに書いたものを、なるべくそのまま出そうと思っている。現時点での決意としては、分量はともかく、毎日書いて、書いたらすぐにアップするつもり。

まえがき的なものを少し書いたら、STAR WARSかガンダムについて書こうと思っていたのだが、ここまで、思いの外に長くなって、指が疲れてきた。テニスの全豪オープンと大相撲1月場所が終わって、今日からは午後をたっぷり執筆に使えると思っていたが、BSでLIVEでやってるカーリングを所々見てしまい、こんな駄文でも、1500字あたりで疲労感。スポーツのLIVE中継を横目で見ながらでも、息をするようにさらさらと2000文字書けるようになりたいが、なかなか難しい。キーボード入力ではなく、声で音声入力の方が効率的だろうか。究極の理想は脳波入力。頭の中で考えただけで文章になってAIアが補正してくれてYouTubeやブログにも自動であげてくれる。そんなニューロマンサー/攻殻的な未来は、僕が生きている間に訪れるだろうか。
(2024.01.29月)

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