大岡昇平「幼年」講談社文庫 大岡昇平が6〜9歳の頃に住んでいたのは現在の渋谷ストリーム。 富ヶ谷にあった事務所に恵比寿から自転車で通っていた大昔、 この辺りを毎日通っていた筈なのだが、どんな感じだったかまるで思い出せない。 当時(1990年代なかば)の明治通りは、いまのような広い道ではなく、 車道は片側一車線で歩道もとても狭かったので、 自転車で移動するなら渋谷川の西側の裏道を行く方が快適だった事、 首都高の下の広い道路を横断するのが大変だった事しか覚えていない。 P83の地図とGoogle Mapsを照らし合わせると、当時の渋谷駅は現在よりも南にあったようだ。 大岡昇平の著作を読むのは多分この本が初めて。あの有名な「野火」も読んだ事がない。
コメント