■日本映画史100年(2000=四方田犬彦)集英社新書 240頁
★占領下の検閲(P126〜)
○GHQの下部組織CIE(民間情報教育局)が日本の映画産業全体を管理、英語に翻訳した企画と脚本を検閲
○完成した作品はCCD(民間検閲支隊)が2回目の検閲
○CIEは民間中心、CCDは軍属(事実上の軍事検閲)
※CIE=Civil Information and Education Section
※CCD=Civil Censorship Detachment
★昨年7月から先月までの1年間で黒川博行作品を43冊読んだ。図書館を利用したので最新作は未読かもしれないが単行本or文庫本になっているほぼ全作品を読めたと思う。
★ネットにあった太田光と宮島未奈の対談で太田が「黒川博行の小説は人物造形が面白い」(うろ覚え)みたいな事を言っていたので、図書館で「疫病神」を借りて読んだが、最初に読んだ作品がこれで良かった。もし几帳面にデビュー作品から読み始めたら最初の2〜3冊で挫折していたかもしれない。
★現実に知り合いとは思わない悪い人間がたくさん出てくる小説は面白い。ほとんど全員が世俗的で金を稼いでなるべく遊んで暮らしたいと思っていて、妙な思想を長々と語る事もなく、たいてい唐突に終わる。
★暑いので図書館利用を中断して自宅にある本を読み返しているが、何を読んでも黒川博行に比べると上品/淡泊に感じられて読書量は激減、今月は小林信彦「夢の砦」しか読み切っていない。
★セリーグは遂に.290以上の打者もいなくなった。
★朝ドラ「あんぱん」ふたりの新居は中目黒のどの辺なんだろう。残念がら画面には都電も目黒川も登場しない。
★都電中目黒線の出自は玉川電気軌道が1927年に敷設した目黒線。1948年に都電に編入されて線名を中目黒線に改称。写真は中目黒線の終点、中目黒停留所で発車を待つ8系統築地行きの都電。
※出典 https://dot.asahi.com/articles/-/33640?page=1
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