■日本映画史100年(2000=四方田犬彦)集英社新書
●第3章 最初の黄金時代(1927〜1940)
★マダムと女房(1931=五所平之助)日本初のトーキー(17年に神保町シアターで鑑賞、アメリカ映画のような雰囲気の現代劇だった事は多少覚えている)
★弁士たちは既得権益を守ろうとしてトーキーの進出を妨害
★弁士は喜劇俳優・ラジオタレント・制作者に転身、映画館専属の楽士のある者はチンドン屋に転身
※「セロ弾きのゴーシュ」(未完)の主人公は映画館のチェロ奏者、もし宮沢賢治(1933年没)が生き延びていたら職業設定は変更する必要があった
★伊丹万作……軽快なユーモアと風刺精神、殺陣シーンはオフサウンドまたはパロディ的に処理
★山中貞雄……日本のジャン・ヴィゴ、些細な細部の描写で人物を活写
★稲垣浩……チョン髷をつけた現代劇(江戸時代の人物が心理的には現代人として行動)
★上記3名は鳴滝組を結成して共同名で脚本を執筆、従来の大形式の時代劇ではなく小形式を主張
■恐喝(1929=Alfred Hitchcock)84分 U-NEXT
★ヒッチコック初のトーキーと紹介されているが冒頭から8分頃までは台詞は無音。wikiによると音声入りの別版を作成したとの事だが、いずれ、いまの視点で見ると中途半端な作品に見えるのは致し方ない。
■黄金狂時代(1925=Charles Chaplin)72分 U-NEXT
★現在U-NEXTで配信しているのは多分1942年公開のサウンド版。
★煮込んだ皮靴を食べる有名なシーンは13分頃。靴紐をパスタのように。
■大相撲7月場所3日目
★解説の貴景勝はさらにやせてもはや言われなければ判らないレベルw
★今場所一番期待の安青錦が豊昇龍に勝利。初土俵から12場所目で初金星は史上最速。
★久々に見た浅野ゆう子は随分顔が細くなった印象。※「ぽかぽか」
★岡田結実は目の印象が変わった。以前は好きだったが今日の目は苦手。メイクでこんなに変わるだろうか。※「踊る! さんま御殿!!」
★28年ロサンゼルス五輪は陸上と競泳が入れ替え(前半陸上、後半競泳)
■極棒兄弟(1999=柳沢きみお)※大全集22
★ハンサムでモテる短小&早漏の兄、地味な容姿でモテない巨根&絶倫の弟。全編セックスに関するあれこれ。おとなのキャグマンガ。
★美人でガバガバの姉とブスで名器の妹と4P、兄は妹にフィット・弟は姉とフィット、兄と姉は互いの顔を見て"この人とSEXしてるつもりになればいい"(大全集22P1770)。
★後半は弟が1話の中で整形してまた元に戻すなど更に暴走して例によって唐突に終わる。
柳沢きみお「極棒兄弟」
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